皇大神社の北側の、
玉垣の内側に数本の桜の木があります。
いずれも小さいもので、
大きなものはというと、お社の南側、社務所の裏手にございます。
そこに私の車を停めておりますので、毎日毎日、根っこを踏んでごめんよぅと、謝りながらの出勤です。
よく育って、ガレージの屋根をグイグイと押し返しています。
宮司は学生時代に、仲間を集めてここで花見をしたと語っております。
桜の大きな枝ぶりが伸びて、幼稚園の年期の入ったタイル貼りのプールに影を落します。 そこに、宴席を設けたのだとか。
今となってはバーベキューの火を起こすのも遠慮がいります。
神社もお焚き上げの際はどんな場合でも消防署へ届け出をしております。
幼稚園の秋の焼き芋大会も豚汁会もそう。
不審火は怖いですから。
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15日に一度のお塩のお裾分け、朔日御神葉、大祓のヒト形。七夕のねがい短冊。皆様の神社との関わりを少しでも体感していただきたく、こういった小さな催しをせっせと、おこしては続けてております。
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神社のことを知らんぷりしてても、今日も氏神さんは地域のために、皆さんのことをおしらべになられているそうですよね。といった主観で…
神主は日々、お日供にて、これみな、ただしく導いてくださいと、祝詞でお伝え申します。ただ、お願いするだけですが…ただそれだけなんです。😑
ご利益が無かったと云うのも、かたや神様のお陰様でしたと云うのも、どちらもその人の評価で、人の心も磨けとは、御神鏡の輝きに同じ…か、と。
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鮮やかで香しい桜の花も、心掴まれる日本の象徴です。
ただそのスポットの当たる一瞬のために影になる期間は、
雨を吸い、お天道様の力を精一杯に『光合成』しています。
秋には色づいた葉を、冬に落としして…また、春には…🌸✨
この時期の青々としたさくらの姿もまた、生命力に満ち溢れ、たくましい姿だと思います。
みなさんも一杯明るいいいものを吸収して、きれいな花を咲かせてください。(笑)
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またふらっと、お参りください。拝。(権)