令和の御大典記念事業
竣 工 奉 告 祭の 御 案 内
緑豊かな季節となりました。皆様方には益々御清祥にお過ごしのこととお慶び申し上げます。扨、過日皇大神社の令和の御大典記念事業に御協賛のお願いを申し上げましたところ、多額の御芳志を賜り誠に有難うございました。五年の歳月を要しましたが、御蔭を以ちまして、募財が目標に達しました。就きましては左記の要領にて竣工奉告祭並びに神賑行事を催し、皆様方と慶びを分ち合いたいと存じます。宮司
開催日時 六月二十三日(日)
九時半受付開始十時より祭事斎行
場所 皇大神社社殿、及び境内
十一時~十二時半頃迄
姫路市より
大塩天満宮獅子舞兵庫県重要無形民俗文化財指定
『通称:毛獅子』
(八地区中二地区より来駕)
奉納
奉納の毛獅子についての解説
奈良時代に仏教の伝来と共に唐より伝えられた獅子舞は神前でも奉納されるようになり平安時代より鎌倉、室町時代に入り愈々盛大となり、泰平の時代である江戸期には各地で郷土色を帯びながら全国的に隆昌を極めるようになります。
大塩天満宮の獅子舞の歴史は古く既に鎌倉時代には行われていたようで播磨鑑によりますと、今から約四百九十年前の天文二年に造営された神社の氏地五ヶ村で催された祭礼の折、一ツ物神事、お面掛け神事、流鏑馬神事、屋台練り出し等と共に行われていたと記されています。当地の守護職である大塩次郎景範公は獅子舞を大層愛好され、その育成にも尽力されたことにより現在のような華麗な姿ながら野趣に溢れた豪快な獅子舞になったと言われています。文献によりますと始めは六頭で舞われていた獅子が現在では八頭に増え奉納されています。一組の構成は大太鼓一個、横笛七、八本で舞方は約三十人、舞時間も三十分程。大太鼓、横笛、掛声で囃し立て獅子舞を勇壮かつ豪快に盛り上げます。海外でも出演した組があり、平成元年には県の重要無形民俗文化財に指定されています。
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神社の大屋根が改修され、きれいになった。皆さんの願い祈る場が再び後世に繋がっていくことを「此れ嬉し」と、ご神前、祝詞にて宮司がそうお伝えする、それを皆様にお見届けいただき、はるばる姫路は大塩天神の氏地よりお越しの、お囃子だてを聞きながら「毛獅子の舞」をご覧になり、神様のお力の皆に隈なく及びますることを、この地域がまたさらに発展していきますこと、こどもたちの笑顔が絶えぬよう、共に願い、楽しいひと時をお過ごしいただければこれ幸いにございます。(権)拝。