春祭も無事斎了し、境内の桜も綺麗に咲き始めました。いよいよ春本番です。
春は年度も変わり、新しい環境での生活が始まります。
氏神様にお参りして清々しい新年度を迎えましょう。
さて、令和4年4月の御神葉は楠の予定です。
今回から今までの台紙ではなく、携帯に便利な袋に入れての頒布となります。
楠は材から樟脳が採れる香木として知られ、香り高く、寿命が長い「奇(くす)しい木」という意味で名付けられたという説があります。
古くから各地の神社などにも植えられて巨木になる個体が多いようです。
因みに楠から取れる樟脳は防虫剤の他に、強心剤やセルロイドなどの原料としても使われます。
材は耐朽性が高く、その防虫効果や巨材が得られるという長所から、船や家具、仏像などにも使われました。また、陰干しした葉を布袋に入れ、肩こりや腰痛などに効果が期待される入浴剤として使用する民間療法もあるそうです。
当社の杜は多くがこの楠で構成され、兵庫県の県木としても県民に愛されています。
神社の境内に生える樹々を御神木、その葉を御神葉と申し上げます。
古くより神さまのお住まいである御神殿と共に地域で大切に受け継がれてきました。
ご家庭や職場でお神札と共にお祀りし、又は手帳などに挟んでお持ち頂き、身近に鎮守の杜を感じて頂けますと幸いです。
毎月1日、御神前にてお頒ち致します
お一人1枚ずつお持ち帰り下さい。
古い御神葉は初詣やとんど焼きの際に神社にお納め下さい。
お志をお賽銭箱にお納め下さい。
御神前に納められましたお賽銭や初穂料・玉串料は、神殿や樹木の保全管理をはじめとする神社維持運営に役立てております。
皆さまがご健康に過ごされますことお祈り申し上げます。
※季節により葉の種類が変わります
※数に限りがございます
無くなり次第頒布終了致します